転職、結婚、定年など、退職にはさまざまな理由がありますが、
新しい人生の門出を祝福する気持ちを込めてお祝いしたいものです。
送る人からは退職者に感謝と敬意を伝える意味で、職場単位で送別会を開いたり、
餞別を贈るなどして、新しい人生の門出を祝福する気持ちを込めてお祝いしましょう。
職場を去っていく仲間の労をねぎらい、新たな出発を祝うという趣旨で開かれる送別会。
定年退職、中途退職、寿・出産退職、などさまざまなケースがあり、出席者の思いも様々です。
中途退職の人は、職場を去る理由は人それぞれ、立ち入ったことを聞くのは考えものです。
送り出す側の心得として、心に残る思い出や楽しかったエピソードを話題にしましょう。
定年退職する人には「本当にお世話になりました」とみんなで感謝の気持ちを表すようにします。
また、歓送会には、どうしても一抹の寂しさがつきまといますが、
周囲の人は、気分を引き立て、温かい雰囲気を作りましょう。
定年退職の場合は、長年勤めてきた職場を去る退職者の気持ちを察して、
職場で新しいスタートを祝うという趣旨の送別会を開くのが通例で、
花束や記念品、餞別を職場全体で用意するのが一般的です。
在職中、特別にお世話になった上司であれば、
退職後、落ち着いたころに、改めて訪問するのも喜ばれます。
― 家族での定年退職お祝い
夫や妻、父親や母親が定年退職した場合は、
家族が集まって会食するなど、家族全員で長年の労をねぎらいます。
子供たちが記念品を贈ることが多いようですが、
最近は夫が定年退職を迎えたら、夫婦で旅行に出かける人も多いようですので、
旅行や旅行券をプレゼントするのも喜ばれるかもしれません。
お祝いの品は、皆で贈るのが一般的です。
また定年退職のお祝いは、オーソドックスで、高品質・少し値の張るものにして、
年齢や役職にふさわしい品を選びましょう。
記念品を贈るなら相手の好みに合ったもので、
贈る方の趣味などを把握していると、喜ばれるものを選べます。
職場の社員の寄せ書きや、時計や写真立てなど思い出になる品物もよいでしょう。
また、定年退職のお祝いは、退職後の生きがいとなるような趣味の品や、
生活に役立ててもらえそうなものを贈るのもよいでしょう。
贈る際は、「長い間お疲れさまでした。今後とも相談に乗ってください。」と、
今後の気を引き立てるように心がけ、その労をねぎらいたいものです。
一緒に頑張ってきた同僚などが早期に退職してしまった時も、周囲が納得できる事情や理由であるならば、
その後の人生を激励してあげる意味も含めて、退職祝いを贈りたいものです。
「御餞別」や「感謝」などの表書きで贈れば、問題ありません。
― 部下や後輩に対するお祝いの品例
ハンカチやネクタイなどの身のまわり品や、
ボールペンや万年筆など仕事に使える実用品、
またウイスキーやワインなどの酒類、
個人の趣味を知っていればそれに沿ったもの(ゴルフ関連など)などがいいでしょう。
― 上司や同僚に対するお祝いの品例
部下や後輩よりも高価なものになります。
日本酒やワイン、ブランデーなどの祝い酒や、
高級ネクタイや万年筆、また女性であればスカーフやストールなどもいいでしょう。
個人の好みに沿った嗜好品を知っていれば、
その高級な品を選んでも喜ばれるでしょう。
熨斗・・・熨斗付き水引は紅白の蝶結び。
▼表書き
▼予算の目安
退職する理由は人それぞれです。
仮に納得できない事情であったとしても、送別会では温かな言葉で送り出すのが礼儀です。
また、結婚や出産は慶事での退職なので、業務上に影響があっても送別会の席では口に出さず、
温かな言葉で送り出しましょう。
定年退職者へのねぎらいの言葉
人生の先輩への敬意を示し、長年の功績をたたえましょう。
退職して社会と縁が切れるのではなく、つきあいが続くことを語りましょう。
― スピーチ例
このたびの○○さんの定年退職にあたり、ひと言ご挨拶を申し上げます。
○○さんは当社ひと筋○○年の大ベテランです。
高度成長期も、それに続くオイルショックも、バブル期もバブル崩壊後も、
ひたすら当社のために尽力し、身を粉にして働いてこられました。
…(退職者の活躍や想い出など)…
私としましては、家族の一員のように思えていた方が退職の日を迎え、 職場を去って行かれるのは寂しい限りです。
○○さん、長い間本当にお疲れ様です。
当社のために尽くしていただいて、ありがとうございました。
ここをわが家と思って、いつでも元気な顔を見せてください。